［ソフト番号］C8K 他に「C11K)ＦＥＭ立体データK」ソフトが必要。
汎用的な３次元流れ解析ソフトです。有限要素法により、非圧縮流体の３次元流れ問題を解くものです。解析種類には、非粘性流れ解析（定常のみ）と粘性流れ解析（定常・非定常とも可）の２つがあります。
定常のみ。
| 解析種別 | 流体種別 | 温度種別 | |||
| 定常 | 非定常 | ﾆｭｰﾄﾝ流 | 非ﾆｭｰﾄﾝ流 | 等温 | 非等温 |
| ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
注）○印：対応。
定常解析は、直接に定常状態の解を算出するもので、非定常解析で長時間掛けて算出する
ものではありません。
非ニュートン流の粘度の式は、パワーロー、常用対数２次式、または自然対数２次式を選択
できます。
1)六面体２次要素（20節点）または四面体２次要素（10節点）を使用し、精度良く解析できます。
2)壁面は入力設定しなくても、自動設定が可能です。
3)各構造モデルの平行・回転移動、および複数の構造モデルの合成もできます。
4)構造図等のグラフィック画面では標準・最大の画面切り替えができ、次の機能もあります。
a.マウスドラッグ矩形による選択部分の拡大
b.マウスによる移動とマウスホイールによる拡大・縮小
c.マウスによる回転操作
5)構造図等の３次元グラフィック画面では面切断の機能があります。
6)等高線図の作画では、カラーフィルおよびグラデーションの機能もあります。
7)構造図の画面で、境界条件等をデータ設定できます。
8)構造データをX3Dファイルに出力できます。
9)非定常解析では、速度ベクトル図と等高線図のスライドショーも実施できます。
10)外部領域への作用力の計算が可能です。
［物体力の対応］
◇各座標軸方向で任意に加速度を設定
［安定化手法（粘性流れの場合）］
◇独自手法（節点の速度勾配平均化）と
PSPG(Pressure Stabilizing/Petrov-Galerkin)法を適用
［ＦＥＭ方程式ソルバー］
1)バンドマトリックス法（粘性流れ、分割計算可能）
2)反復法・・・大規模構造向き
3)スカイライン法（非粘性流れ）
［出力項目］①速度 ②圧力
③温度（粘性流れ） ④剪断速度（粘性流れ） ⑤剪断応力（粘性流れ）
［補助計算項目］体積（重心も算出）
［結果の作図］1)速度ベクトル図 2)圧力その他の等高線図
［解析事例1］
合成構造流れモデル（要素数128、節点数785）
1)速度ベクトル図（上下対称の中心断面）
2)剪断応力の等高線図
［解析事例2］
90°軸回転体構造流れモデル（要素数192、節点数1117）
◇圧力の等高線図
