［ソフト番号］D1K 他に「C10K)ＦＥＭ断面データK」ソフトが必要。
汎用的な２次元流れ熱伝導解析ソフトです。有限要素法により、流れと熱伝導を連成して解くものです。解析対象は、流路と壁から成り、軸対称を含む２次元構造です。流体は非圧縮で粘性有り（粘度の式も可）です。また、定常解析、非定常解析とも可能です。
＜解析機能＞
| 問題タイプ | 内容 | 解析種別 | |
| 定常 | 非定常 | ||
| 1)２次元 | ２次元の流路と壁 | ○ | ○ |
| 2)軸対称体 | 軸対称の流路と壁 | ○ | ○ |
注）○印：対応。
定常解析は、直接に定常状態の解を算出するもので、非定常解析で長時間掛けて算出する
ものではありません。
粘度の式は、パワーロー、常用対数２次式、自然対数２次式、温度２次式を選択
できます。
1)四角形８節点アイソパラメトリック要素を使用し、精度良く解析できます。
2)流路と壁は複数を組み込めます。また、流路の壁面は自動設定できます。
3)構造図等のグラフィック画面では標準・最大の画面切り替えができ、次の機能もあります。
a.マウスドラッグ矩形による選択部分の拡大
b.マウスによる移動とマウスホイールによる拡大・縮小
4)構造図の画面で、境界条件等をデータ設定できます。
5)等高線図の作画では、カラーフィルやグラデーションの機能もあります。
6)非定常解析では、等温線図のスライドショーも実施できます。
［流れの物体力の対応］
◇各座標軸方向で任意に加速度を設定
［流れの安定化手法］
◇独自手法（節点の速度勾配平均化）と
PSPG(Pressure Stabilizing/Petrov-Galerkin)法を適用
［ＦＥＭ方程式ソルバー］
◇スカイライン法
［出力項目］①流れの速度 ②流れの圧力 ③温度
［補助計算項目］体積（重心も算出）
［結果の作図］①流れの速度ベクトル図 ②流れの圧力その他の等高線図 ③等温線図
［解析事例１］
水平流路構造
1)流れの速度ベクトル図
2)等温線図
［解析事例２］
軸対称二重円管構造
1)流れの速度ベクトル図（半断面、流入・流出口拡大）
2)等温線図（半断面）
